九谷焼の変遷と代表的な画風

歴史がものがたる伝承の技を今に伝える。


九谷焼の特徴は絵付にあり、その年代年代に生きた人々の心を絵付で見事に映し出している。

古九谷

後藤才次郎。 明暦年間(約350年前)

日本画狩野派の巨匠・久隅守景の指導によったといわれるもので青(緑)・黄・赤・紫・紺青の五彩を用いて 描かれる。絵画的に完成された大胆な構造、のびのびとした自由な線書き、力強い、豪快な深い味わいが魅力的である。

木米

青木木米。 文化年間(約200年前)

古九谷が廃窯され、約80年後、加賀藩営で金沢に春日山窯が開窯された。京都の文化画家・青木木米の指 導により全面に赤をほどこし、人物を主に五彩を用いて描き込んである。(中国風のものである。)

吉田屋

豊田左右衛門。 文政年間(約180年前)

青手古九谷の塗埋様式を再興したもので、赤を使わず、青(緑)・黄・紫・紺青の四彩を用い、模様の他に小 紋を地紋様風にして、器物全面を絵具で塗り埋めた重厚な作風であり、独特の雰囲気をかもし出している。

飯田屋

飯田八郎右衛門。 天保年間(約170年前)

赤により綿密に人物を描き。そのまわりを小紋等で全体を埋め尽くし、所々に金彩を加えてある。一見 して筆舌に尽くし難いほどの赤絵細密画である。

庄三

九谷庄三。 天保-明治年間(約165年前)

古九谷・吉田屋・赤絵・金欄手のすべての手法を間取り方式で取り入れ、これらを洋絵具を用いて、細密に 描き込んだ彩色金欄手である。明治以後の産業九谷の主流となった作風である。

永楽

永楽和全。 慶応年間(約145年前)

永楽和全による京焼き金欄手手法で全面を赤で下塗りし、その上に金のみで彩色した豪華絢爛な作風で あるとともに、京焼風な洗練された美しさがある。



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六瓢長寿 時代盃(長寿堂オリジナル)
   商品番号:0043-201  価格 12,600円(税込)
瓢(ひさご)は、昔から古今東西を問わず、水汲み、殻すくい、酒器など広く使用され、その中実を 抜いた中空部に心霊が宿ると考えられ、祭祀の具としても用いられてきました。
風情豊かなひさご型を模した六個の盃に、九谷焼の夫々の時代の代表的な作風で絵付けしました。
「六瓢」は「無病」につながり、「長寿」に結びつく縁起を意味しています。
九谷焼の歴史的作風を辿る上からも多くの方々に珍重されています。



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